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ネームプレート組合 ~癒しの場です~

銘板業って、とってもニッチな産業だと思うのですが、ネームプレート組合という同業者の組合が存在します。加盟している会社の数は徐々に減っていますが、まだまだ、現役で活動中。当社も組合に参加しています。

私のおじいさん=初代の社長は、昭和の時代に理事長を務めました。数年だけでしたが。組合の事務所に行くと、おじいさんの絵が飾られています。

組合の存在意義について、考えるところはたくさんあります。とくに私は群れるのが得意ではないので、組合のような会合があまり得意ではありません

そもそも高度経済成長期に出来た組合です、そう、その時は製造業がとんでもないスピードで成長してきた時、組合で集まって、技術的なこと、経営的なこと、時にはケンカしながら、みんなで成長していた時期。組合の役割はとても大きかった。

逆に今は、情報などはインターネットですぐに検索できるし、組合以外の付き合いだって簡単に出来る時代。なので、組合の存在意義は何なのか?と考えた時期があります。理事になった時期があったのですが、仕事で忙しくほとんど参加出来ていなかった。今は理事から外れましたが、支部会と呼ばれる小さな会合には、都合が付く限り参加しています。

組合の会合に参加する理由は、私にとっての癒しの場なんです。そんなこと言ったら、先輩社長に怒られますが(笑)以前の記事で書きましたが、私には父親がおりませんし、経営の指導をしてくれる人もおりません。組合の支部会に参加している社長さんたちは、みなさん、私の親世代です。みなさん、私の親父なんです!でも、頭ごなしに「お前の考えは違う!!」と言われたことは一度もありません歳が20も30も離れているのに、きちんと対等な社長としての立場で接してくれるんです。それは本当にありがたい。そして、悩み事も聞いてくれます。

正直な話をしますと、特にデジタル技術については私の方が詳しいかも知れません。でも、そんなことは求めていないのです!とにかく話を聞いてほしい時ってありますよね。話を聞いてくれるだけで救われる時あります。先輩方は優しいです。そうだね、そうだねって聞いてくれます。それで十分。。。癒されます。結局解決するのは自分の仕事です。そっと背中を押してくれる感じです。

そんな年上の社長さんたちの集まりにいくと思うのですが、みなさん、やっぱり余裕があるんですね。精神的な余裕。もちろん悩み事は尽きないと思いますが、私みたいにすぐにテンパらないし。私みたいな若輩者が、勝手なこと言っても聞いてくれる。果たして私が同じくらいの年齢になった時に同じ振る舞いが出来るか、、自信ありませんね。でも、年齢がとても下の人とどう付き合うべきか、支部会に行くたびに、年上の社長さんたちを観察して勉強しています。大切な場ですね。