ポジティブだろうが、ネガティブだろうが・・・
先週は1週間ずっとあいさつ回りでした。たまにしかお会いできないお客様とお話しできて本当に楽しかった!!出張で会社をあけましたが、今の社内の体制では心配なし。それより色々お話聞けて有益な時間でした。
よーくわかったことは、やはり全体的に仕事が動いていないということ。これはお得意様のお話ではなくて一般論です。お得意さまは、良いお話ももちろんありました!
当社は、とっても静かなスタートとなりました(笑)注残たくさんありますので、仕事は切れそうにはありませんが、入りが少ないよ、本当に。って、年明けはいつもそうです。これで私はネガティブスイッチが入ります。久々の危機感。
確定した良い未来なんてあり得ません。でもね、経営者はそれを常に望んでいるのです。安心したいのです。個々のトラブルとか、細部の問題点は都度対応するし、ある程度何とかする自信はあります。でも、自分ではコントロールできない、しかもいつ終わるか先が見えない、正体不明の漠然とした不安感。こいつが一番やっかいです。
これを真正面から受け止め対処するのが、社長として一番大変な仕事ですよ。これは社員には出来ない。社長になって14年ですが、この見えない敵とずーっと戦っています(笑)一時、この不安感をどうにかしないと!と思い、コーチングなど受けましたが、どうにもなりません(笑)結論はそうです。経営者である以上、こいつは常に付きまといます、残念ながら。
よく、ポジティブな気持ちであれば仕事は入ってくるよ!って言いますが、それは仕事がたくさん来るからポジティブになるわけで順番は逆なんです。ポジティブシンキングが良いと色んな本で書いてあり、私もそうしようと思っているんですが、結局、無理やりポジティブにはなりません。と結論付けました(笑)それで良いんではないでしょうか。だって、結果が出ない時でも笑っていれば救われる!って言われても、笑えませんよ(笑)精神世界の話ではなく、経営は実業ですから。結局、数字です。それより、ダメな時はそれをきちんと受け止めて認めないと。
そうなると、あるところで「あきらめる」ことも大事だと私は思っています。「仕方ない」と割り切る。経験上、あきらめることを敬遠して自分を責めすぎると、精神的にやられます。なので、あきらめることから逃げないこと、これが精神状態を安定して保つことかと思います。気分が落ちたときは酒でも飲んで忘れろ!ですね。悔いがないよう行動して結果が出なければ、それはあなたのせいではない。自己肯定しないと深みにはまって抜け出せません。
釣り好きの仲良し社長が言ってました。潮が流れていない時(=魚の流れが無い時)に釣り糸を垂らしても絶対に釣れません。そういうことです。無い時は無いのです。流れているところを探して釣り糸垂らせば釣れるかも知れませんが、そんな場所にはすでに人がいる訳です。なので、もう遅いのです。だから、次の準備をしつつ、再び流れが来るまでも待つしかないです。
無理にポジティブになる必要はないし、あ~きついな~という自分の気持ちに正直であっても良い、と私は考えています。ただ、ネガティブが行き過ぎて自暴自棄になってはいけないよ、と自分に言い聞かせています。人に迷惑かけちゃいけない。ポジティブだろうがネガティブだろうが、実は結果は変わらないのです。あるときはあるし、無い時は無い。結果が出るときは、精神状態がポジティブだからではなく、きちんと準備しているという行動の成果ですからね。
今週は上向きになるよう祈ります。出張中溜まった仕事をこなします。