【事例002】小ロット 操作パネル・キーシート製作
このようなパネル、機械装置にはよく使用されています。操作パネルやキーシートと呼ばれ、前面に使用されるものはフロントパネル、後面に使用されるものはリアパネルと呼ばれています。
スイッチボタンをシート越しに押したり、もしくは、裏面からLED等で光が出て、透明部分が光るようなパネルです。
通常はシルク印刷で製作されることが多いです。ただ、色数が多いことが多く、小ロット製作の場合、色ごとに版代などがかかりどうしても割高になってしまいます。
特に最近、少量で操作パネルを製作したいというお問合せを多く頂くようになりました。実際、以下のような状況で、少量のパネル製作をご希望されるお客様がいらっしゃいます。
- 開発用の試作機に使用するが、10枚程度で構わない。
- 試作機の展示に間に合わせたいので急いでいる。すぐに欲しい!
- カラーバリエーションをいろいろ試したい。
- モデルが複数あり、可変のモデルナンバーをパネルに入れたい。
このような、多品種・小ロット・短納期での操作パネル作成にはUVインクジェット印刷が有効です!
コストを抑え、可変データも問題ないオンデマンド印刷、しかもスピード製作が可能です。
これが弊社にあるUVインクジェット印刷機です。
コスト面で特に大きいのは初期費用=シルク版代です。UVインクジェットは版レスで、材料にダイレクトに印刷ができるので、シルク印刷と比べ、大きなコストメリットがあります。
材質:ポリカーボネートフィルム(T0.2)
寸法:203×95
色数:4色
枚数:10枚
この仕様でシルク印刷とUVインクジェットのコストを比較すると以下の通りです。
シルク印刷 | UVインクジェット印刷 | |
---|---|---|
版代 | 1色@15,000×4色=60,000円 | 0円 |
印刷代 | 10枚×@4,000=40,000円 | 10枚×@5000=50,000円 |
版代+印刷代 | 100,000円 | 50,000円 |
※この価格はあくまでも参考価格です。カラーなど仕様により大きく価格は変動します。
※版代は初期費用の一部です。原稿代、抜型代、両面テープ抜型、など、他の初期費用が発生します。
半分のコストとなります。
また、UVインクジェット印刷とは離れますが、弊社ではできるだけ初期費用がかからないよう、ビク型という版代とは別の費用も抑える工夫をしております。
ビク型とはパネルの外形や穴をあける刃型です。印刷後の後工程です。
弊社で少量の操作パネルを製作する場合、ビク型を作らずに、カッティングプロッターという自動制御のカッターを使用しており、この点でもコストを抑えております。
T0.2程度の薄いフィルムであれば、形状や穴径・穴数を問わず、フリーカットが可能です。
さらに、裏面に付ける両面テープも、透明窓などに両面テープが付かないよう加工が必要で、こちらも通常はビク型で指定の形状に加工します。
少量であれば両面テープ加工もカッティングプロッターで仕上げておりますので、両面テープ用の型代も不要となります。
少量で操作パネルを製作したいお客様は是非ご相談下さい!
きっと、御社のお役に立てると考えております!!
是非、お問合せ下さい!